メッセンジャーバッグの歴史
メッセンジャーバッグは、1970年代後半に、ニューヨークのメッセンジャーが、好んで使っていたバッグです。
しかしこのメッセンジャーバッグの起源はもう少しさかのぼります。
ニューヨークのメッセンジャー(bicycle messenger)達が「これはいい!」と思って見つけたのは、電話線技師が使っていたバッグです。
つまり、メッセンジャーバッグ(messenger bag)の始まりは、電話線技師たちが使っていたバッグだったのです。
肩ひもが一本のバッグで、電信柱に登っても道具が取り出せやすく、電信柱に引っかけたままでも使えます。この、構造と耐久性のよさが、メッセンジャー達に取り入れられてのです。
電柱に掛けてあるバッグを気に留めることは、たぶんないでしょう。
しかし、街の中をさっそうと自転車に乗って走るメッセンジャーが粋なバッグをかついでいると、当然ファンも出てきます。それで、メッセンジャーバッグ(messenger bag)として、バッグの1つのジャンルが作られるまでになりました。
この背景には、メッセンジャーによる宅配業務が増加し、多くのメッセンジャーに対応するためと、メッセンジャー達の背中に収まるバッグに憧れる一般ユーザーのニーズに答えるために、メッセンジャーバッグのメーカーができたことです。
それにより、耐久性や防水性などの機能性だけでなく、デザイン性も付加されていきました。
そして、都市生活者のトレンドとなったわけです。
1980年代に創立したメッセンジャーバッグメーカーは、
マンハッタン・ポーテージ(ニューヨーク)、ゾー・バッグ(サンフランシスコ)、クーリエウェア(ボストン)、パックデザイン(トロント)、ティンバッグ2(サンフランシスコ)
そして1990年代のメーカーは、ベイリーワークス(ポーツマス)、プッシュ(トロント)、クローム(デンバー)、ローチ(バンクーバー)、リロード(フィラデルフィア)などです。
この中には、メッセンジャーバッグのブランドを築いているメーカーもあり、聞き覚えのある名前もあるのではないでしょうか。
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